転職者の3人に1人が後悔する「入社前の情報収集」。後悔しない為のチェック10項目!

転職前の準備
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最近のニュースでなんと!転職者の3人に1人が「入社前の情報収集不足」によって、入社後に後悔し再度転職を繰り返しているそうです。
求人広告を元に入社したのに、社風の情報が事前に把握できておけば良かった、福利厚生部分がよく理解出来ていなかった…等あるのですが、求人広告の書き手からすると、求人広告のTOP原稿の部分に盛り込める内容はせいぜい2、3個位なのです。早期退職を経験した事のある方に対し、少し辛口な事を言いますと、事前に転職後に自分は何が後悔しそうなのか?全て洗いざらい出し切って、そこに置かれた自分をしっかりと想定出来ていなかったのです。
転職時は「給与が少ない!」とか「残業多い」など、1つ2つのポイントに焦点が当たってしまい、ここをクリアできれば他は大丈夫!と、安易に思っていてもいざ自分が身をおいてみると、そこがネックになったりもするものです。
その為、今回は求人広告に7年携わって来た中で、企業の打ち出しポイントから企業へのぶっちゃけツッコミ内容をまとめてみました。

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求人広告の訴求切り口とぶっちゃけツッコミ

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給与・昇格

インセンティブの詳細を確認。いくら販売したら何%貰える?その販売売上数は全体の何%がクリアしているものか?(難易度確認)何年近くで一人前になるのか?リーダー等になるとインセンティブテーブルはどの様に変わってくるか?昇格基準は?何年近くで昇格するものなのか?組織図のピラミッドもイメージできると良い。また、「年収例」は「平均年収」ではないのでご注意。多くの求人に記載されている年収例は平均年収を元に作成されているのではなく、一部の社員がピックアップされているケースが殆どなので確認を。
因みに、転職後に一番後悔があるのが給与項目。いざ人事目の前だと聞きにくい部分なのか?ただ、入社後の後悔と比べると面接時に細かく聞く事は何でも無い。私も面接官をしていたが、詳しく聞いてきてくれる人の方が意欲を感じるので遠慮せず必ず聞いて欲しい。

福利厚生(育休産休、託児所所有)

女性の働きやすさ訴求。女性が働きやすい職場は男性も働きやすいイメージを持ちやすい。会社全体の何%が利用しているのか?利用制限は無いか?育児、産休復帰率は?復帰しやすい環境なのか?復帰後の仕事の範囲や職場でのポジションは?

残業ゼロ

ワークライフバランスの働きやすさを重視した原稿。前職残業が多かった人に刺さる。私は原稿掲載時に企業に確認して残業が月間30時間未満なら必ず残業時間を別途項目を儲けて記載をしてもらっていました(アピールポイントになるので)残念ながら、30時間オーバーの企業は未記入にしていました。その為、残業記載されていない原稿は必ず企業や人材紹介を使用していいたらキャリアカウンセラー、もしくは企業口コミをネットで調べる等、必ず確認したほうが良いです。

一部上場や老舗の安定性

「一部上場」「創業100年」など、企業の安定感を打ち出す。前職の会社が中小零細や業績不振だった人に刺さる。ただ、私がいくつか企業を取材した中で一部上場だからといって働き方がパーフェクトなワケではない…。上場していても残業が多かったり、組織が大きい分社内に派閥があり社員同士、または管轄役員同士がギスギスしていたり、、、なんていう会社も現にあったりする。

未経験・第二新卒・フリーター歓迎

とにかく、20代の若手が欲しい会社。ノースキルである程度コミュニケーション能力あれば入社難易度は低い。研修の手厚さも同時に打ち出している場合が多い。若手募集をしている企業は、新卒採用をここ数年ストップしており企業内での年齢構成比が高齢者よりの逆三角形になってきたので募集を募っているケースか、マネージャーやリーダーが30代と若い為、マネージメントのしやすさを考えての20代採用が多い。ただ、大量募集を掛けている企業は要注意&要確認!低コストで雇える若手を採用して、自転車操業などの様な仕事をさせ、大量離職をしているケースも…?若手を採用している理由を考える必要がある。

入社後のキャリアステップ

「販売スタッフ」→「店長」→「スーパーバイザ」→「エリアマネージャー」もしくは「本社配属」等、1社で沢山の経験ができる打ち出し。ステップアップの目安年数は?キャリアチェンジをする事で給与やその他の福利厚生への変更はあるのか?実際にそれを使った人は何人くらいいるのか?(お飾りの福利厚生も時々ある。入社したての自分が、仕事もこれから覚える中で一番先に使うのは大変…。しっかりと実績を確認しよう)

仕事での喜び、やりがい

お客様から◎◎と言われて、やりがいを感じる。等、実際の社員の声を元に。ホスピタリティに訴えかける系が多い。前職、お客様をお金と思って営業をさせられていた人とや、ホスピタリティが強い人に刺さる。ただ、この打ち出しオンリーのケースは他に特筆すべき打ち出しがないケースもある(給与が安い、残業が多い…)何故ならば、この打ち出しはどの企業でもキレイに書ける内容の為。ただ、企業の求めている自分物が本当にホスピタリティが高い人の可能性もあるので、読み込みが大切。

企業の優位性

商品力、技術力、企画力、提案力、業界でのシェア率…等、企業の優位性の記載がある。営業職であれば顧客販売時のアピールポイントになるか?エンジニアあであれば、これに共感したエンジニアはどんな人が多いか?経験・知識は豊富な人が多い職場か?様々な事が読み解ける。個人的にはこれがしっかりと打ち出している企業は信頼出来る。

旬ワード

「AI」「ドローン」「ビッグデータ」「クラウドファンディング」「シェアリングエコノミー」等の将来性がありそうなワードを散りばめられている。旬ワードを盛り込む事によって求職者の目を引きやすい。旬ワードを盛り込んでいる原稿は駆け出しの企業が多い為、福利厚生や残業等の企業安定性とのバランスが取れているか確認必須。また、これから取り掛かるのケースもあり、下地がちゃんと合ったほうがやりやすいので、事業進行具合も確認した方が無難。夢が夢で終わる釣り企業なのか?しっかりと夢に向かって前進している企業なのか?

企業ビジョン&社長の思い

企業ビジョンや社長の思いには会社が目指すべき方向性が示されている。創業時の思いや、今後の世の中での自社の立ち位置、やるべき事等。特に中小企業であれば、社長の事を知るのが最も社風を理解するのに最も手っ取り早い手段。社長が早起きな企業は始業が早く、社長が残業関係無く遅くまで働くようであれば残業代無く、社長が出社しない企業は社員がダラシない。社長やる事を幹部が真似し、更にそれをメンバーが真似をする。幾つもの企業を取材してきたが、これは本当にそう思う。因みに、ビジョンや社長打ち出しは中途の場合は少ない。何故ならば、これはどの企業も持っているもので差別化が図りにくい為。逆に新卒原稿にはコレが刺さりやすい。(中途転職時は給与や残業、組織、人…等に不満を抱くケースが多い為。そっちを優先して打ち出す)

「責任者候補」打ち出し

役員候補、リーダー候補…等の切り口。これは、いちメンバーの募集のひとつの書き換え手法である事が多い。こう書いておくと、上昇志向が強い人が集まりやすい!ステップアップが垣間見える反面、離職が多く役職者が居ないのか?それとも事業拡大の為、必要なのか?責任者候補と記載が有るだけで、実際の給与は?責任者になる為に期間はどれくらい必要?役員直下で働ける等の特別措置があったりする?等の確認が必要。

みんなの転職ぶっちゃっけ

こちらの記事は20代の転職者500名を対象にしたアンケート結果です。
転職活動時での後悔が情報不足を感じる人が全体の3割にまで。

そして、転職時に確認しておけば事は1位は「給与などの待遇・福利厚生」、2位は「働く社員の声」、3位は「会社の雰囲気」、4位は「休日・休暇や残業など」、5位は「経営者や上司の考え方や人柄」

特に、ランキング2位の「働く社員の声」はリアルに聞ける場所が少ないと思いますが、面接時に実際の社員に合わせてもらう(私は以前ランチとかも行ってました)、プライベート伝いで知り合い居ないか(フェイスブックとかで確認)、転職会議やVorkers、2ch等の口コミ系を細かくチェックするといいのではないでしょうか。

※20代の転職経験者500人に聞きました/転職を経験した3人に1人が「入社前の情報収集が足りていなかった」と後悔

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