業界研究のやり方と、コミュニケーションマップで見る業界・職種の特性

転職前の準備
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今回は転職活動を始めるにも、どの業界が自分には向いているのか?各業界の特徴わからない…なんて事はありませんか?今回は、転職活動の初期段階として、業界研究の方法をまとめました。

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業界研究の必要性

新卒で初めて社会人になる時によく、業界研究って凄く大切!もっと早く取りかかればよかったー。などの声をよく聞きますよね。新卒時代の業界研究はどちらかと言うと業界の大枠の概念を把握するものだと思います。例えば、不動産業界であれば賃貸・売買・投資…など業界の全体像の把握、中で何を商品として販売して、それを誰に販売するのかのサービス内容とお金の流れ。業界の成長性…等のケースなどなど。(因みに、中途市場の場合、未経験募集であっても未経験なので知りません…では、流石に通用しません)

中途の転職ではこれにプラスアルファで調べる必要性があるのです。それが、業界の『人間性』です。何故、人間性が大切かというと、退職理由を調査したアンケートで、アンアンの30代女性の2位に、プレシャスパートナーズの20代向けアンケートでは約20%が人間関係を理由で退職しているのです。一概に「◎◎業界=◎◎」とは言えませんが、転職活動の参考にしましょう。

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Step1 まずはオーソドックスな業界研究から。業界研究WEBサイト4選まとめ

まずは、業界の事を幅広く知りたい人の為に業界研究がまとまっているサイトをいくつかピックアップ。

新卒系の就職サイトの業界研究コンテンツ①(リクナビ)

▲リクナビ2018『業界ナビ』

就職活動中によく見ていたリクナビ・マイナビの就職サイト。社会人になった後は殆ど目にする機会はないかと思います。しかし、これが意外と大枠を把握する為の業界研究には持って来いなのです!新卒という社会すら知らない人に対して書かれたコンテンツだからこそ、非常に分からりやすく解説されているのです。

業界の今後の動向、職種、平均年齢、勤続年数…等、沢山の情報がまとまっています。

新卒系の就職サイトの業界研究コンテンツ②(マイナビ)

▲マイナビ2018『就活大百科キーワード1000』

これに乗っていない業界は無いのではないかという程、様々な業界の事がまとめられている。業界の概要、仕事の流れ、職種、動向、豆知識、業界ワードがあり、特に業界ワードは面接時等にも人事から質問事項として投げかけられるかもしれないので押さえておくとベスト。

▲マイナビ2018『業界研究大図鑑』

その他にもマイナビでは面白い切り口のコンテンツが。業界研究大図鑑は自分の身の回りにあるものから業界研究が進められる。興味のあるモノをクリックすると、それに関わる企業を知る事が出来る。

社会人のための転職業界(業種)研究(マイナビ転職)

マイナビ転職が運営しているコンテンツ。各業界に特価したキャリアアドバイザーからの今後の業界の見通しや、みんなの業界のイメージ、平均年収、月間総労働時間がまとめられています。全ての業界が掲載されているわけではないので、他サイトも同時に見比べるとよいでしょう。

【番外編】職種研究(マイナビ2018)

転職の場合、職種情報もかなり重要になってくるかと思うので番外編でこちらも。

▲マイナビ2018『就活大百科キーワード1000』

企業によって、仕事の範囲が異るのでこちらと照らし合わせながら求人情報を確認すると業務範囲が理解しやすいかも。

Step2 重要!業界の人間性

キャリコネのクチコミ情報を元に業界&職種マップを作成してみました。グラフは、人間のコミュニケーションタイプ分類マップを基準にしています。(※コミュニケーションマップの詳細はこちら)

業界別マップは職種(配属部署)によっても大きく異るので、職種別コミュニケーションマップも合わせて参考にして下さい。人は自分と同じ分類、もしくは隣り合う上下、左右と相性が良いと言われており、逆に対角線上にあるタイプとは相性が悪い(苦手)とされています。

業界別コミュニケーションマップ

  • 実行型…金融関連、不動産、建築、商社…等。これらの業界は個人での裁量が多きく、自己遂行能力が問われる。人間関係よりも仕事を優先し、プロ意識が非常に高い。
  • 直感型…出版、マスコミ、広告、人材…等。人付き合いが多く、また自信のユーモアを問われる業界。明るく、表現力豊かで自己発信力が高い人が多い。
  • 分析型…ソフトウェア・通信、食品・化学、インフラ…等。客観的指向性を持ち合わせ、データ収集、分析に黙々と取り組める人が多い。非常に専門性が求められる業界。
  • 温和型…医療、福祉、薬局、飲食、運輸…等。人との関わりが多く、ホスピタリティの高い業界。人の心を掴んだり、サポートする事を非常に得意としており、縁の下の力持ちタイプ。

職種別コミュニケーションマップ

  • 実行型…経営者、コンサルタントは勿論の事、人事においては経営者との距離が近い為ベンチャー系の企業は実行型寄りに多い。施工管理は男社会が色濃いガテン系をまとめ上げなければならない為、コミュニケーションともに、集約力が要求とされる。
  • 直感型…新規営業、販売、広報においてはコミュニケーション力が非常に問われる。第一印象は勿論の事、長期的に友好関係を自ら築くスタンスが要求される。
  • 分析型…プロジェクトマネージャー、エンジニア、マーケティング、代理店営業、経理、法務、ルート営業、ライター、Webディレクターなど。現状に満足せず、現状把握、改善、そして次なる戦略とサイクルを回せる力が要求とされる。
  • 温和型…医師、看護師、薬剤師、秘書、総務、事務、保育士、介護士、など。相手の気持ちを汲み取りながら、チームで物事を進める為に必要な協調性が要求される。

    如何でしょうか。業界・職種別コミュニケーションマップは会社ごとによっても異るので一番はしっかりと自分の目で見て確かめ、納得して転職する事をオススメします。

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