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目次
パソナキャリアの特徴まとめ
東証一部上場、人材会社国内売上3位のパソナグループが運営する、転職エージェント。
「社会の問題点を解決する」という企業理念を元に、女性、若手、中高年と様々な世代の転職支援を行っています。
5年で売上1.5倍、営業利益2倍!絶好調なエージェント
人材紹介のマーケットは2015~2017年度まで10~15%前後と成長の一途をたどっています。
そんな中、パソナグループでは2014年から2018年までの、直近5年で売上は208億から311億と1.5倍、営業利益は3億から6億と2倍の成長を遂げている好調な人材会社です。
パソナキャリアの外部サービス受賞履歴
オリコンエージェントランキング
オリコンランキングとは1年に1回、転職エージェント利用者(約3000名)にアンケートを取り、ランキングづけされたもの。ここで上位を獲得するのは至難の技であり、転職エージェント業界でも一目置かれる存在感ある賞。
・顧客満足度第 1位(2018年)
・利用しやすさ 1位(2018年)
・担当者の対応 1位(2018年)
・紹介案件の質 1位(2018年)
・交渉力 1位(2018年)
・顧客満足度第 4位(2017年)
・利用しやすさ 3位(2017年)
オリコンエージェントランキング2018年は業界1位のリクルートエージェントを抑えて、見事1位を受賞。
リクルートエージェントやdodaと比較をすると、求人の量は劣るものの、幅広い年齢層からの支持が強く、求人の質、エージェントのサポート力が勝敗を決める結果となった。
パソナの特徴・メリット
取引企業数は業界トップのリクルートエージェントと並ぶ
エージェント名 | 取引企業数 |
JACリクルートメント | 2.5万社 |
リクルートエージェント(※) | 1.7万社 |
パソナキャリア | 1.6万社 |
doda | – |
取り扱い求人数はリクルートエージェント・dodaが10万件に対して、パソナキャリアは5万件と劣るものの、取引企業実績はリクルートエージェント1.7万件に対して、パソナキャリアは1.6万件と肩を並べる程。(※リクルートエージェントはリクルートグループ全体ではなくリクルートキャリアのみの実績)
業界でもトップクラスと言い切ってていいでしょう。
何故、そこまで取引件数が多いかというと、一つは「自治体関連事業や再就職、企業支援等の多岐にわたる事業体」、二つ目は「創業から40年以上という老舗人材会社」があげられるかと思います。
一つ目の、「自治体関連事業や再就職、企業支援等の多岐にわたる事業体」に関しては、売上好調でリクルートエージェントと肩を並べる程の事業体であること。
二つ目はの「創業から40年以上という老舗人材会社」は、リクルートの創業1963年に次いで、創業1989年と2番目に古い人材会社となります。因みにdoda(パーソルキャリアの前進インテリジェンス)は創業1989年となります。
その為、多岐に渡り企業との取引があり、他ではない掘り出し物求人も見つかるかもしれません。
女性の転職支援に注力
【同業界人からのパソナの印象】
パソナの印象は非常によいです!人に温かい印象が強い企業。
時折訪問で訪れた事もありますが、年下の私に対しても真摯に対応して下さいます。
また、人材業界をメインに受けていた管理人はパソナの説明会にも足を運んでいました!わざわざ、南部代表が出てきてくださり公演して下さったのが今でも印象的です。
大学時代に社会問題であった、「女性の雇用」の後押しの為に派遣業を始めたのがパソナの始まりです。
その当時の女性の象徴・憧れでもあったオードリー・ヘップバーンを広告に起用していたのもそのためです。
パソナキャリアでは、2016年「女性活躍推進コンサルティングチーム」をという女性の転職支援に特化した専門チームを発足。
こちらのチームのキャリアカウンセラーは、全て女性で構成されています。
20代、30代の多くの女性は転職を考えると同時に、結婚・出産といった人生の大きなライフイベントも同時に視野に入れて転職を考えるケースが実際に多いです。
そして、その後も世の中と接点を持ちたい、働きたい!と、希望される方が多く、常に自分の実生活と並走しうる企業を模索しています。
しかしながら、転職をする立場にも関わらず、いきなり「時短勤務は可能ですか?」「出産から復帰後も同等のポジションは確保してもらえるのか?」「復帰後のお給料は…」などと、様々な悩みを抱えるもののストレートにどこまで聞いもいいのやら…。
同性だからこそ事前にそのような悩みも汲み取り、女性一人一人に寄り添ったキャリア支援を行ってくれます。
他にも事業の中では、女性向けに「ハイキャリア転職」、「次世代リーダー転職」、「第二新卒」、「リケジョ転職」と細かく切り分けてサポートしています。
財団法人・協同組合・地方自治体など、他エージェントにはない求人も
パソナでは「社会の問題点を解決する」という企業理念を元に、「官公庁事業」にも注力しています。
実際に、防衛省、農林水産省、財務省、経済産業省などの官庁から、東京都、埼玉県、千葉県、札幌市、福島県…などの様々な県や市。他にも財団法人、教育委員会、地方プロジェクト…等、多くの受託実績があります。
これまでの実績や繋がりから、パソナでは他エージェントでは珍しい「財団法人」「協同組合」「地方自治体」などの独占求人も多く取り扱っています。
パソナの注意点・デメリット
面談来社ハードルは中!
パソナ利用希望者、10名程に実際に話しを伺いましたが他エージェントと比較すると面談へ呼ばれる確率がやや高い転職エージェントかと思います。
過去に実際に呼ばれなかった方のキャリアを見てみると、30・40代の方で年収300万代(年齢・地域による)の方が呼ばれる確率が低いように思いました。
リクルートエージェントやdodaでは面談は進めるものの、パソナだけ通らないなど。来社面談のハードルは厳しく感じました。
一度登録をしてみてだめならだめで切り替えていける方がよいかと思います。
求人数はリクルートエージェント・dodaと比較すると劣る
エージェント名 | 取引企業数 |
リクルートエージェント | 10万件 |
doda | 10万件 |
パソナキャリア | 5万社 |
ランスタッド | 2万社 |
JACリクルートメント | 1.5万件 |
リクルートエージェント・doda共に求人数は約10万件程。
トップ2社と比較をすると、約半数の5万件と正直劣りますがエージェント業界では抱えている求人はトップ3位。
求職者の方に実際にお話を伺い、パソナキャリアのイメージは、上位2社を利用し求人量ではなく「求人の質」、「カウンセラーの対応力」に不満を持った方が利用される印象が強いエージェントです。
来社可能な面接地は東京・大阪・名古屋・静岡・広島・福岡
ほぼ全都道府県に拠点を抱えているものの、それは派遣登録の拠点であるケースが多く、転職を対応するキャリアカウンセラーが在籍しているのは、東京・大阪・名古屋・静岡・広島・福岡のみとなります。
勿論、その他の地域の方も利用可能ですが、基本電話面談となるので事前に認識しておきましょう。
パソナキャリアの20代・第二新卒案件に関して
パソナキャリアでは、20代・第二新卒の方に向けても、個別のキャリアカウンセリングを積極的に実施しています。
第二新卒の年齢対象は?
第二新卒の定義は「社会人3年未満の労働者」、「職種・業界の経験は乏しいものの、社会人経験を兼ね備えている労働者」など、主に2つの説があります。
パソナでは、20代であれば、例えば「営業→経理」などのキャリアチェンジが可能な案件が多くあります。
第二新卒の求人は多くはないが、高額案件多数
実際に調べてみると、第二新卒可能な求人は1,300件(公開求人)と非常に少ないです。
エージェント名 | 第二新卒歓迎求人(公開数※2019年2月) |
リクルートエージェント | 4,149件 |
doda | 3,054件 |
パソナキャリア | 1,328件 |
その為、キャリアが浅い20代の転職者からは「紹介を受ける求人数が少ない」という声もよく耳にします。
そんな、パソナの特徴は高額案件の豊富さ。
1,300件の内、1,000件は「年収500万以上」の案件。
取り扱い案件は、技術・コンサル・外資・製薬会社等の高額年収が期待される案件を多数抱えています。
第二新卒が新規事業立案を目指す「アントレシップ社員プログラム」
地域活性化と20代の転職支援に注力するパソナ。
その一環として、地方活性化に興味がある20代若手、アントレプレナー(起業家)を積極的に募集しています。
働きながら学び、新規事業の立案を目指すプログラムです。
東京・大阪・名古屋など各地域でセミナーも実施されています。
パソナキャリアの海外案件に関して
海外赴任の案件は少数、海外就職の案件は多数
「海外赴任」と「海外就職」、一見すると海外で働くという事に対していは同じ意味合いなのですが、雇用主が異なります。
「海外赴任」とは日本で採用されて、その日本企業から「駐在員」という形で海外に派遣されます。その為、出向期間が決まっているケースが殆どです。(※数年単位が多いですが企業によっては数十年の人も)
お給料も日本水準がメインとなります。基本は在籍している社員の中で優秀とされている人や、研修目的で派遣されるケースが多いので、「海外赴任」の案件が出てくる事は稀です。
逆に、「海外就職」の案件は多く存在しています。こちらは日本での採用ではなく、海外現地法人での採用となります。その為、日本への帰国は前提とされておらず、また、給与水準は勤務先の国により大きく異なります。事前に物価等をリサーチする必要があります。
ただ、海外で一度経験を積むといった意味合いだと「海外就職」は語学力の壁がクリアできれば、よいかと思います。
稀に出てくる海外赴任の案件
「海外赴任」と「海外就職」、一見すると海外で働くという事に対していは同じ
多くは無いと記載しましたが、年に数件は「数カ月後に海外赴任を前提とした求人」というのも寄せられます。急に海外展開を行う予定が出来た企業で、社内の人員リソースでは語学力が足りずカバーしきれない場合に寄せられます。
登録時にカウンセラーさんに、案件が発生したら直ぐに連絡をもらうように依頼しておこう!その際の条件(国・地域・職種・業界・年収)などは幅広く伝えておくと、カウンセラーさんも紹介の優先度が上がるよ!
海外案件は非常に少数、一度他を当たってみた方がよいかも
パソナキャリアの海外案件は、200件(公開案件)と非常に少ないです。
案件は主にアジア系が多く、職種は生産管理・営業・エンジニア・管理部門等多岐にわたります。
他のエージェントとの違いで行くと、ヨーロッパ系の案件も稀に扱っているという点です。
実際に私が確認したタイミングでも、オランダ・ハンガリー・ドイツ・イギリス…等の案件も見受けられました。
エージェント名 | 海外求人(公開数※2019年2月) |
リクルートエージェント | 419件 |
doda | 398件 |
JACリクルートメント | 342件 |
パソナキャリア | 271件 |
Spring(アデコ) | 144件 |
海外案件はJACリクルートメントが強い為、一度そちらを当たってみてからの方が無難でしょう。
パソナキャリアの登録者、求人特徴
求人数
約50,000件
【比較】
リクルートエージェント・doda 約100,000件
Spring転職エージェント(アデコ) 約20,000件
ランスタッド 約10,000件
非公開求人
80%
【比較】
リクルートエージェント・doda・Spring転職エージェント(アデコ)・ランスタッド 80%
拠点一覧
■拠点一覧
- 東京都(東京)
- 静岡県(静岡)
- 愛知県(名古屋)
- 大阪府(大阪)
- 広島県(広島)
- 福岡県(福岡)
■面談対応日
- 平日・土曜日(日・祝日休み)
■面談対応時間
- 平日 10:00~22:00
- 土曜日 10:00~18:00
※平日22時まで対応しているのエージェントは少数!
パソナキャリア登録から転職までの流れ
1.面接地を確認
主に東京・大阪・名古屋・静岡・広島・福岡での実施となりますが、各地で説明会も積極的に行っているので確認してみましょう。※拠点一覧詳細はこちら
また、電話面談も積極的に行ってくれるので近くに支店がない場合でも気軽に相談してみましょう。
2.サイト登録
公式サイトで登録後、本人確認の為、連絡があります。
連絡方法はメール・電話など、希望の方法に沿って連絡をもらうことが可能です。
登録後は、翌日・翌々日には連絡があると思っておいていいでしょう。
現職中の方で日中電話対応が出来ない方は、その旨を事前に記載し、対応可能な日程を指定しておく事をおすすめします。
また、登録時には「職務経歴書」が必要となりますので事前に用意しておきましょう。
職務経歴書の準備がない方は、簡単に作成し提出しても構いません。
また、職務経歴書の参考例があるため、そちらを参考にしましょう。
その後、カウンセラーの方に制作アドバイスを貰うようにしましょう。
3.エージェント面談
サイト登録後、キャリアコンサルタントから面談日の調整の連絡があります。
必要な書類
- 履歴書
- 職務経歴書
- 職務経歴書用写真
※外資系企業の求人も多い為、外資系企業も選択肢として含める場合は、英訳版の履歴書と職務経歴書も準備しておきましょう。
登録時に聞かれたヒアリング内容
- これまでの職種・業界・仕事内容・雇用形態・年収
- 希望の職種・業界・雇用形態・年収・会社規模・勤務地・労働時間
- 現在の転職状況(他の転職エージェントや転職サイトの利用状況、また具体的に何社応募したか、応募企業の選考状況)
- 現職においての成功体験、失敗体験
- 長所と短所
- 現職の入社理由、退職(希望)理由
時間は全体で1時間程度となります。
4.求人紹介→応募に至るまで
面談時にこれまでの職務内容、希望職種・業界を聞かれ、その条件を元に求人を紹介してくれます。
気に入った求人があればキャリアコンサルタントに面談希望の旨を伝えると、企業と面談日の調整を行ってくれます。
パソナキャリアサポートまとめ
パソナキャリアでは登録後、主に下記のサポートを受けることが可能です。
・求人票(求人内容や条件など)
・求人企業の風土・特性など、詳細な企業情報
・職務経歴書の書き方、面接のアドバイスなど
・転職やキャリアアップの可能性、興味ある業界動向など
・退職届の書き方など、退職手続に関するすべて
転職エージェント利用時のポイントとして、事前にどの部分をカウンセラーの方に重点的に話して欲しいか伝えておけるとよいですよ!カウンセラーの1日のうちに3~5人と対応人数が決まっています。その為、1回のあなたとの面談に裂ける時間は約1時間。ヒアリングと求人紹介のみで終わってしまわないよう、事前に要望を伝えておくのがエージェントを有効活用できるポイントです!
パソナキャリア比較対象エージェント
転職エージェントには何社登録すべき?
実際に転職エージェントを利用して転職を成功させた人は4.2社登録していました。転職エージェント経由で転職が成功者した人は約2倍の登録数の差があります。
多くの転職エージェントを利用することによって、様々な角度から転職のアドバイスがもらうことができ転職活動自体が慣れてきますよ。また、より多くの選択肢の中から求人を選択することができます。
JACリクルートメント
外資・ハイクラス求人に強みを持っている転職エージェント。利用者の年齢層は20~50代と幅広く対応。公開求人数は約7,000件。関西ではリクルートエージェントに次いで2番手のエージェント。
ランスタッド
世界39の国と地域に展開する、アディコに次いで世界No.2の人材サービス企業。グローバルネットワークにより培われた、豊富な求人数や、まずはお試しで6ヶ月から働ける紹介予定派遣システムなどが特徴的。公開求人数は約10,000件。
ロバート・ウォルターズ
世界28カ国でビジネスを展開するロンドン発の転職エージェント。外資系・日系グローバル企業への転職に強みを持っているエージェント。利用者の満足度が高いのが特徴。公開求人数は約1,500件。
リクルートエージェント
国内No.1の転職エージェント。各地域で保有案件が圧倒的に多いのが特徴。20代の若年層から40代以上のハイクラス層まで幅広く対応しているオールマイティーな転職エージェント。
パソナキャリアの評判・口コミ
こちらはプク子自身で、約200名近くエージェント利用者に実際に話を聞き、多かった意見をまとめてみました。
良い評判について
「登録後の連絡頻度が多くもなく、少なくもなく。丁度よかった。」
「面談ではゴリ押しされる事がなく、自分の希望に沿う求人を探してくれた」
「電話面談も快く引き受けてくれた」
「休日や時間外も面談対応してくれた」
…などの回答が多い印象です。
悪い評判について
「求人数がやはり大手転職エージェントと比較をすると少ない」
「面談後は音沙汰なし」
…などの回答が多い印象です。
利用者によって、意見が別れているのが特徴的でした。
パソナキャリアはこんな人におすすめ
パソナキャリアの強みは、営業・バックオフィス・技術・マーケ関連の職種を多く取り扱っているとことです。
更に、語学力が必要とされる金融系、製薬系などのハイスペック案件も多数取り扱っています。
20.30代でキャリアチェンジを希望する方や、30代以降でキャリアアップを希望する方にはオススメの転職エージェントとなります。
パソナキャリア利用体験談
実際に利用者の方にインタビューした記事もあります。是非、参考にしてみてください。
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