こんにちわ、元大手人材会社出身者の転職姉さんです。
今回は社会人1年目で転職を2回経験された、りゅうじさん(男性・26歳)にお話をお伺いさせて頂きました。
目次
新卒では超体育会系の人材会社へ
りゅうじさんが新卒で入社したのは、関東の某人材会社。
就職活動の軸として、「多くの人と関わり、様々な経験が積める仕事がしたい」という理由から人材業界に入社を決めた。
【入社3週間】長野の山奥のホテルで缶詰め研修合宿
入社後直ぐに、3週間の泊まり込み研修がスタート。
3週間も何をするのか…と、少し疑問に思ったものの、あの頃は新卒で、これが社会人の大きな一歩!と思い、自分を奮い立たせていた。
1週間目はグループ会社合同で、敬語や、名刺交換、電話対応などの社会人マナーがメインに行われ、このまま平和に研修合宿が終わるかと思われた。
問題は2週間目からの各事業会社ごとに分かれて行う研修。
もう、これが、洗脳的レベルの内容…。
返事が小さいと怒鳴られ、集合時間5分前行動が出来てないと怒鳴られ、一緒のグループのメンバーが出来ていないと一緒に怒鳴られ…、とにかく軍隊のような研修でした。
朝は6時に起床し、ラジオ体操から始まり、社訓の暗記、自己紹介の声出しと、怒涛の体育会系研修。
その為、どのグループも早朝・深夜・休日も関係なく集まり作業をしていました。
未だにこんな2chで盛り上がりそうな研修あるのか…と、目を疑う内容で、この研修を機に数名が既に離脱をしていた…。
かなりゴリゴリのベンチャー企業にご入社されたようですね…
現場配属後、求められたのは「元気」のみ
研修が終わり、現場に営業として配属された。
各支店に配属されてから、名刺獲得の日々。
何も商品知識が無い中で資料も持たず、名刺のみで飛び込み営業の日々。
そこで求められるのは「元気」のみ。
1日の業務が達成していない場合、何故目標達成できなかったのかという話ののち、落としどころが『元気がなかったから名刺交換してもらえなかった』に大概落ち着きます。
勿論上司によっても異なるかと思いますが、ここで学べる範囲に疑問を感じ、早期退職を決意する事にしました。
研修がどういった意味合いがあるのか、その先が見えないと考えこんでしまいますよね…。
退職交渉に応じてくれない上司
退職を決意し上司にそれを告げ、退職手続を進めてくれる事になったものの、1週間たっても人事部からは必要書類の手続き連絡等は全く連絡無し。
ネットで調べた退職方法の手続きは全て試みたものの、事態は一変せず。
最終的に強行的に3日間の『体調不調』という名の『出社拒否(当日に連絡)』という、手段に出ることに。
こうして、ついに退職書類の手続きを進めてもらう事が出来たのです。
2社目は大阪のベンチャー企業へ入社
2社目に入社したのは、大阪の某広告代理店の営業として設立間もないベンチャー企業に入社しました。
ここでの退職理由は、営業先のリストアップ作成が『営業時間外のみ』。
営業時間中にやるもんなら、「その仕事は準備の仕事であって、営業の仕事ではないよね?」という言葉が飛んでくる。
結局、リストアップ作成は営業時間終了後の深夜や、土日に対応する日々が続き、もう少しプライベートが持てる仕事がよい!と思い、早期離職を不安に思いながらも転職を固く決意した。
ここも立ち上げ間もないからか、かなりのベンチャー気質…。
第二新卒の早期離職者が気をつけるべき4つのポイント!
世間のからの風当たりは、凄まじく逆風
1回目の転職時はまだしも、2回目の転職時に痛感しました。
転職エージェントも1回目の時は登録出来た企業も、2回目は登録出来なかったり。
書類通過率もグッと下がり、受けられる企業が極端に減り、人事からは早期離職の理由を徹底的に質問されます。
書類通過率は30%から15%へダウン
1回目の時の転職は、
30社エントリー→書類通過率30%→2社内定と、15社受ければ1社内定が貰える状況でした。
しかし、2回目の転職は、
67社エントリー→書類通過率15%→2社内定と、エントリー数も書類通過率も倍ほどに。
かなりのお祈りメールを貰うことになるので、ここは心しておきましょう。
転職活動を客観視することは非常に重要ですね
自分なりの転職KPIを立てて冷静に転職活動に臨む
2社目の書対通過率が1週間ほど動くことで、おおよそ把握する事が出来ました。
書類通過率から内定を獲得するまでのプロセスを弾き出し、内定獲得に必要なエントリー数を想定しながら転職活動に臨みました。
その為、お祈りメールが来てもどこか冷静に自分をコントロールする事が出来ました。
おかげで2社目は1ヶ月半という短期間で転職活動を終わらせる事が出来ました。
企業を見る目を養う!
新卒で入社した企業や、2社目で入った企業を得て思うことは、入社前に徹底的に企業を調べ上げるべきだったという事。
表向きのHPや求人情報は、ほぼほぼ輝かしく良いことしか記載されていません。
企業の口コミ転職情報を隈なくチェックする事が必要だと思います。
また、設立間もない企業で口コミ情報がチェックできない場合は、昇給・有給消化率・残業・社内の雰囲気などはエージェント経由で疑問に思う事をぶつけてみると良いと思います。
自分が失敗したのは2社目の企業は、転職サイト経由で入社した為、設立間もない企業の為、ネットでの情報が殆ど無く、人事や社長の人柄だけで決めてしまった事です。
企業口コミは転職会議やOpenWorkなどで口コミ調査をしてみましょう。
利用した転職サービス(転職エージェント、転職サイト)
1回目の転職で内定を獲得したのはキャリトレ
リクルートエージェントやdodaを利用していましたが、最初の転職はキャリトレ経由で内定を獲得した企業に入社する事にしました。
キャリトレにしか掲載していない企業が何社かあり、特にベンチャーや中小企業が多く掲載されていました。
キャリトレはビズリーチが手掛ける“20代特化型サイト”です。優良ベンチャー企業をメインに掲載し、再チャレンジする20代(未経験OK)を応援するサイトです。
2回目の転職で内定を獲得したのはリクルートエージェント
2回目の転職時は、正直にお話をするとdoda、マイナビエージェントは短期離職という理由でお断りされてしまいました…。
唯一、リクルートエージェントは求人を紹介してくださりました。
大阪の大手人材会社へ入社が決まる
ここまで紆余曲折有りましたが、最終的に大手人材会社へ正社員で内定を頂く事が出来ました。
何度か転職を繰り返したからこそ、本当に自分が身を置きたい場というのが明確になった気がします。
なかなか書類が通過せず、苦悩な日々も続きましたが、妥協せずに行動すれば必ず何かしらの結果が跳ね返ってくる事を学びました。
短期離職を繰り返した経験があるからこそ、次の企業選定の際には自分なりの求める企業像を明確に出来た、りゅうじさん。自身の置かれている立場を冷静に判断し、転職活動KIPをしっかりと自分の中で組まれ実行されたのは、是非見習いたいですね。
コメント