先日、ニューズピックスにてマンスリープロピッカーになられたLINE人事の青田務さん。(※プロピッカー…経済、ビジネス、医療、テクノロジーなどの各分野の最前線で活躍されている方を選出)
今回は、ニューズピックス内の青田さんのコメントをまとてみました。
その他、参考記事はこちらからどうぞ
目次
給与交渉が成立する3つの条件
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【給与交渉が成立する3つの条件】
記事は海外の事例のようですが、日本国内で給与交渉をしてくる人は少ないですね(しかも交渉上手な人は稀です)。
条件①「市場」プロフェッショナルとしての報酬相場が可視化されている
企業を超えても通用する専門性があること、その卓越性をアピールできることが必要です。
条件②「企業」給与テーブルがガチガチではないこと
社内の公平性を重んじる日本企業においては、そもそも交渉を仕掛けても無駄なことが多いです。
条件③「自身」ゲームを降りるというカードを切れる
複数の企業からのオファーを持っていない(現職残留しかカードを切れない)時点で、給与交渉は成立しづらいです。
つまりは「プロじゃない」人が、クラシックな大手「日本企業」を相手に、「複数オファーがない」場合だと交渉することは極めて困難と言えるでしょう。
実際の記事はこちら。
手コピ・耳コピ
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【手コピ・耳コピ】
いわゆる「写経」ですね。求人広告の制作をしていた時に僕も時間が空いたらやっていましたが、けっこう効果的だと思います。いい文章やコピーは吸収して、リズムを叩き込むと言うか。
プレゼンも同様で「プレゼン上手になるにはどうすればいいか?」という質問をいただいた時は「いいプレゼンをひたすら聴くこと。自分で口を動かして再現すること。そのうち憑依してきます」と答えています。
僕は人前で話すのはあまり苦手ではありませんが、その根底には河合塾の青木先生の世界史の講義テープを何度も何度も聴いていた日々があります。
実際の記事はこちら。
内部適正と外部価値
【内部適応と外部価値】
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定年だからとかではなく、内部(社内)だけしか見ずに外部(労働市場)おける自分の価値をおろそかにするとこうなりやすいですね。特に「大企業」や「見晴らしの良くない会社」は、意識が内部だけに向かいがちだから要注意。
対策としては「年に一度は職務経歴書を更新する」、さらには「人材紹介会社から具体的な求人案件を紹介してもらう」ことが有効かもです。労働市場から遠ざかっていないか、自分は社内以外でも通用するかのセルフチェックにつながりますし、仮に転職しなかったとしても自身の成長記録として活用できると思います。
実際の記事はこちら。
成功の再現性
【成功の再現性】
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プロとは何かと聞かれたら、私は「成功の再現性」にあると思います。そして成功のためには、入念な準備が必要です。
プレゼンを例に挙げると、自分でプレゼンが下手だと言っている人にリハをしているか確認していると、大体していません。
ちゃんと準備する人は、自宅で目の前に妄想で聴衆を用意して(もしくは家族に向けて)練習し、不具合が見つかればチューニングし、当日は少しでも早く会場に入り実地でテストするといった、一連の地道な努力を舐めていません。
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ハイコンテクスト
【ハイコンテクスト】
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「やばい」といういろいろな意味を持つ言葉で意思疎通をできるのは、ある意味すごいこと。これはこれで素晴らしいと思います。
一方、思考力は語彙力に比例する(と私は考えている)ので、語彙力自体は磨きをかけた方がいいですね。あとは、具体的に精緻に伝えた方が分かりの良い方もいますので、使い分けられることが大事。
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就活における「普段着でお越しください」の話
【就活における「普段着でお越しください」の話】
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僕はリクルートグループで新卒採用していた時は
「服装は自由です」
「7割くらいの方は私服です。同じ日にスーツで他社さんに行くこともあるでしょうから、もちろんスーツでも大丈夫です」
「人事も私服です」
とメールでアナウンスしていました。
「就活用の努力」なんてさせるべきではなく、仕事はあくまでも普段の自分でするわけなので、普段の自分を引き出せる服装がいいと思います。就活用の人格が欲しいわけじゃない。
実際の記事はこちら。
採用担当者はたった6秒で最初の判断を下す?
【採用担当者はたった6秒で最初の判断を下す?】
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↑それはあくまでも第一印象であり、第一印象で合否を決めるかどうかは別の話です。
面接中級者は「面接ルームのドアを開けた瞬間に分かる」と言いたがりますが、上級者はそんなこと言わず「人って分からないものだよね」と、どこまでも謙虚です。彼らは自分の直観は信じますが、直感を疑うことを怠けません。
実際の記事はこちら。
童貞が「理想の結婚相手」を考えてもしょうがない
【童貞が「理想の結婚相手」を考えてもしょうがない】
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入社パスポートの制度自体はすでに他社でもありますが、リクルートグループのような人気企業が始めるのは、とてもいいことだと思います。
本格的に会社で働いたことがない学生が描く志望動機や自己分析なんて、「童貞が考えた理想の結婚相手」みたいなもので、あまりあてにならない。
それよりも実社会で1-2年くらい働いていく中で見えてくるもの(第1弾)があるだろうから、その時に自分のキャリアを「やっぱりこっちかも」とチューニングしていける土壌が必要なのだと思います。(自分探しが過ぎてもいけないですが)
実際の記事はこちら。
今回も非常に勉強になる内容ばかりでしたね!
人事の方の言葉はリアルで重みがあり参考になります。
青田さんはNews pickの他にもTwitterでも定期的に情報発信をされていらっしゃいます。気になる方は是非フォローしてみてはいかがでしょうか^^?
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