転職活動で疲れた、辛いと感じたら、転職活動KPIを振り返ってみる

転職お役立ち知識
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就職活動、皆さん如何ですか?

思っていたよりあっさり進んでいる人も、苦戦している人も様々かと思います。

今回は転職活動にKIPを置いて自分がどこで苦戦しているか考える指標を作成してみました。

私が企業コンサルをしていた時に各企業も採用KPIを大体下記に置いています。

数字は俯瞰的に物事を見れるので、ちょっとは気持ちも楽になるはず、そして施策も立てやすい。

▼実際に転職KPIを立てて活動した転職記はこちら
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転職活動KIPの図

下記が簡単な転職活動での行動指標です。

現在転職活動を行っている方はどこの項目を意識していますか?

どの項目で、つまづいていますか?

そもそもKPI(ケーピーアイ)とは?

KIPとはKey Performance Indicatorの略称で、日本語では「重要業績評価指標」と言われます。

え?まだちょっと難しいですよね…。

簡単に言うと、達成したいゴールへの道筋を重要となる項目を抜粋・計測してゴールまでの進行具合がいい感じなの?というものを判断する基準です

例えば企業だと売上というゴールがあり、その売上を達成する為に「商談数」「見積もり依頼数」「成約数(ゴール)」などの指標が置かれます。

このKIPがある事によって、今月は商談数が少ないから売上が上がっていないのかとか、商談はしているけど見積もり依頼数が少ないから商談内容を見直そうとか、改善施策を立てる事が可能なのです。

転職活動KIP

転職者活動中の方に上手くいっていない人のケースは下記の3点が最も想定されます。

・そもそもの応募数が少ない
有効求人倍率が高いと言っても、それは介護・医療・保育など高い業界が引き上げているだけ。まだまだ企業側が求職者を選ぶ時代という認識を持つ。

・書類通過率が低い
履歴書が不十分、もしくは年齢・職種が企業の求めているハードルに達していない。履歴書はエージェントに登録してカウンセラーに添削してもらったり、マイナビの無料添削診断などを利用しましょう。

・書類通過~内定率が低い
面接に問題有り。多くの面接を受け面接慣れしたり、書籍で情報収集をしたり、エージェントで開催されている面接セミナーなどに足を運んでみましょう。因みに私が過去にいた会社では50名面接して1名内定でした。

【落とし穴!】そもそも応募数が少ない、採用ハードルが高い企業へのエントリー

まずは、採用までの一番の入り口となる「応募数」。

何社応募しましたか?これは狙っている企業によって全くもって異なります。

なので、本当は上記のKPIも

★★★大手&難易度高いベンチャー
★★☆中小&大量採用系企業
★☆☆零細企業&ハローワーク系求人

など、採用難易度を事前にある程度把握して切り分けて活用するのがいいんですがね。

例えば、Webで公開されていますが多くの方が耳にした事があるベンチャー企業の面白法人カヤックさんなんかは難易度高めです。(※過去の実績

【2017年】 応募数:365 採用数:2 応募からの採用率:0.54%
【2015年】 応募数:1027 書類通過:115 採用数:4 応募からの採用率:0.38% 書類通過率:11.1%

仮に200社応募しても1社内定貰えるか否か…。といった具合。

なので、仮に有名企業の50社とか100社とか、沢山応募しているけど書類通過しないー…。心折れそう…なんて嘆かなくても、仕方ない…というのが結論だ。

私が担当していた求人広告では、門戸が広い。

各職種での月間の採用進捗は、大体が下記。

応募数:20~50 書類通過:10~25 採用数:1、2 応募からの採用率4~5%

これが、エンジニア・施工管理・デザイナーなど特殊スキルを要する場合は更に応募数が半減する。あと、地方も半減。逆に事務職、優良企業系の求人は応募数が倍以上に膨れ上がると考えて良い。

採用率4~5%という結論から考えるに、

求職者の人は最低でも25社の応募が必要で、25社エントリーする事によって1社内定が貰えるかいなかという計算になる。

ただ、これにも落とし穴があり昨今の転職市場は年齢が若ければ若いほどこの足切りハードル(書類選考通過率)は低い。逆に年齢層が高ければ高い程、ハードルは高くなる。

エージェントの書類選考通過が最も高い

因みに、実際に自分が20代の頃転職サービスを利用した時に応募した企業数は10社程度。

その内、足切りにあったのは0という結果。

エージェントでは事前に企業の採用ターゲットを熟知しているので、その企業にマッチしそうな人材を事前把握している。その為、書類通過率は非常に高くなる。

応募数は最低でも25社、採用難易度が高い企業を検討している人は200社以上のエントリーを。

そもそも受けたい企業が無いんだけど?

この手の話もよく聞くけど、応募したい企業に出会えないのは何でだろうか考えてみた。

仕事も忙しく、多くの企業を調べる時間がない

このケースの場合は、人材紹介を利用してマッチした求人を第三者から知らせてもらう。もしくは、転職活動を半年や1年などの長期スパンで見るのも手。

求人広告を見ていても魅力に感じる企業に出会えない

求人広告って、ずーっとページをスクロールして見ていると、どれも一緒に見えてきませんか?(私だけ?)3、4ページ目くらいから見疲れするし。私はNewsPicksやTwitter、Facebookで面白そうな、興味のあるつぶやきをしている人をマークしたり、ウォンテッドリーで各企業ブログを読み漁ったり(結構仕事内容が赤裸々に書いてあったりして面白い)、ウォンテッドリーはベンチャー系の企業が多いので面白そうなサービスは無いか見入ってます。

企業を魅力に感じる点は、私の場合は【事業内容】【人】軸が強いので上記のようなやり方をとっています。

焦らずゆっくり、転職活動をする

よく、転職活動を1ヶ月で終わりたいんです!やら、無職だから金額の関係で早く転職しなくては!という人って多いんですよね。それに拍車をかけるかのうように、求人広告でも最短1ヶ月で合否判定でます!スピード内定!なんていう謳い文句の求人広告も見かけるようになりました。

また、人事側も採用人数を追わされているので面接後に早々と内定を出して、来週頭までに検討して下さい!やら、その場で内定も出したりし、相手の気が変わる前に内定承諾に繋げるわけです。

これは、いかがなものか?

働く職場というのは、長らく自分が時間を過ごす先であり、ここだー!と、思える、ビビっとくる、決定的な何かが無いとダメな気がするんですよね。

一旦入っても、新しい業務を覚えて、またソレにも慣れあきて繰り返すのが目に見えている。

転職サイトを見ていたり、カウンセラーに転職期間って何ヶ月位?って聞くと、大抵が3ヶ月前後の返答だと思います。

1ヶ月目で企業リサーチ、2ヶ月目で面接、3ヶ月目で内定・退職手続きなんていうのが流れ。

ただ、本当にビビ!!とくる企業が見つからないのであれば、もっと半年とか1年とかかけてもいいと思うんですよね。私は人材関連で働いていて毎年100~200社の新しいお客様と出会うのですが、この企業で働きたい!!!と思うのって1年に1社あるか無いかです。

気長に、そして、地道に転職活動を続ける事が大切です。

必ずいつか、コレだ!と思える企業に出会えるはず!

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