転職業界で働く!求人広告営業マンが教えるリアルな仕事内容

転職前の準備
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7年間、求人広告の仕事をしていたプクコが現場の仕事内容をリアルにお届けします!

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新人時代はひたすら新規開拓

最初の2年近くはひたすら新規開拓です。手法は主にはテレアポです。今掲載されている求人(リクナビネクストやマイナビ転職、エン・ジャパン、DODAなど)を見て、今後も掲載しそうな企業にひたすら電話です。新卒時代だと1日に100件近くはコールしました。そして、アポイントが取れるのは50件に1件程です。こうして地道に1社1社契約を積み上げていく作業が大体2年近く続きます。

営業手法はテレアポのみならず、早期に成果を出す営業マンは他部署の人とも仲良くなり案件を優先的に紹介してもらったり、担当した企業の社長さんから他にも採用に困っている企業を紹介してもらったりしています。

苦労ポイントは業界と業種の豊富さ

「職種」✕「業界」✕「地域」によって、採用戦略は大きく変化します。逆に転職者が転職する場合もこの方程式が成り立ちます。特に「職種」というのが難しく、自分が携わっていたり普段目にしていたりして知っている職種(営業、販売職など)はイメージが付きやすいのですが、エンジニア・デザイナー・施工管理など自分が携わって来ておらず、且つ専門知識が求められる職種のケースだと非常にとっつきにくく難しいのです。更には業界毎の業界研究も並行して勧めなければなりません。

新人の場合は様々な職種、業界にチャレンジしたがる(意図していないケースも多い)のですが、1ヶ月はある程度集中して同業界を回ると、業界の特徴が見えてくるものです。また、多々訪問をしているとこの前訪問した企業で話していた事を別の企業の人も話していて、業界の話にふとしたタイミングでついていけるようになります。

そういった話を自分の経験値として貯めておくと、実際のテレアポや商談の時の率が格段に上がるのです。

大体の人が3年でお客さんがついてきて売上が安定する

1、2年目は売上が上がらないと、地獄のような日々が毎日続くのか…と落ち込む人も多いと思います。そこで実は辞めていく人が大半な業界です…。ただ、3年目くらいから、その辞めていった人たちの企業引き継ぎも優先的に任されて担当企業が徐々に増えていくのです。

その為、毎月毎月のゼロからの売上に疲弊する事なく売上を作れるようになります。

そして、3年立つと様々な業界・職種の手伝いを行い、自分の中での採用の成功実績が直接お客様に話せるようになります。実はコレが非常に大切で、お客様からすると採用を成功させたいわけで、そんな成功を収めた人が直接採用に携わって貰えるのは非常に心強い話なのです。そうすると商談にも説得力が増して、商談決定率が増して、多くの売上成約に繋がるわけです。

早い段階でマネージメントを任される事が多い

名のしれた大手企業であれば大体5年目位から、ベンチャー企業であれば3年目位から任される事が多いです。ただ、マネージャーといえども勿論ですが専任ではなく数字も追いかける、言わばプレイングマネージャーです。自分の売上目標も非常に高い数字を追いながらも、部下の商談の同席もし売上を上げなければならない立場です。時には売上が不調なメンバーの商談のロールプレイングを行ったり、業界の勉強会を開催したり、各メンバーの商談数、成約数、売上単価などのKIPを着目しながらアドバイスや振り返りを行ったり、業務が一気に増えるタイミングです。ただ、その分達成した時のメンバーと共に味わう達成感はひとしおです。

人材業界(求人広告)は就職活動のリアル延長版のようなもの

もう本当に世の中には無数の職があるのです。就職活動の時は表面上の文章の仕事内容しか把握していないので、本当に何となくしか私は仕事や業界の理解はしていなかった事に気付かされました。企業の社長、人事から企業理念や今後の方針、業界の今後などを直接聞いたり、求人広告の取材で実際に仕事現場で働いている人から仕事の内容や苦労話、嬉しかった話などを聞けるのです。そういったリアルな話を通じで自分がどういった業界・職種に興味があるのか、自分のようなタイプはどういった企業に多いのか、など。改めて振り返る機会となります。

求人広告の営業マンには求められるスキルが多すぎる

まずは何と行っても新規開拓力・営業力が求められます。これは新人時代もそうですが、マネージャーになっても部下との商談に同席して売上を上げなければならないので必要です。

更には企画提案力。商談時はパワーポイントで作成した企画書を持ち寄り提案する事が殆どです。その企画書の内容も、何故この採用手法を取り入れなければならないのか?メリットは?その数字のロジック、根拠は?などの具体的な施策をひと目で分かるように作成し、提案先企業の人事のみならず、決済権を持っている人事部長、時には社長まで納得させなければなりません。(数十万、数百万の企業のお金を使うので必ず決済が必要になる)

求人広告のお申込みを頂くと、行うのが各企業へ求人広告作成の為の取材を行います。その際にライターやカメラマン、デザイナーなどをアサインし、当日のスケジュール調整を行います。この際に、事前に企業に考えてきて欲しい事、逆に企業からの採用課題を汲み取り、当日どの様な原稿コンセプトにするかの案出しをライターとブレストするなど、事前の調整力が非常に重要になってきます。この調整をしっかりと行う事で、2時間の取材がありきたりなものではなく、非常に濃い発展性のある内容に繋がるケースが多いのです。

取材が終わり求人広告の掲載がスタートすると、PV(求人が見られている数)が当初の目論見よりも少なかったり、応募者にターゲットが少なかったり…、大体この辺の悩みはつきものです。そして、人事から不満が上がってきます。その際に必要なのが求人広告運用力です。不満が上る前に自分でデータ確認をし、どうしたら問題解決に向かうのが、提案をまとめ人事に伝えます。

その中でも時に提案しているが、原稿変更の為の文章。タイトルを変更してみたり、時には文章全体を変更してみたり、この提案時にライティング力が必要になってきます。

加えて、提案時に画像変更も提案するケースがあります。その際に、簡単な画像編集ソフトを利用したり、ターゲットからの応募が集まりそうな画像を考えたりとクリエイティブ力も求められます。

また、掲載が終了すると今回の掲載のデータを集約し、企業に振り返りに行きます。その際に、どういった人が応募してきたか、どういった人が採用できたか、その人は求人原稿のどの部分に惹かれたか?また、面接時でどういった質問が多かったか(次回の求人原稿に入れる為)など、様々な質問をして次回の掲載に向けての振り返りを行います。こういった細かい顧客のフォロー力も継続的にお客様と付き合っていくには非常に大切になります。

求人広告の営業マンに転職するには直販と代理店とどちらがいいの?

求人広告の世界は直販と呼ばれる直接サービスを運営している会社と、そのサービスを販売している代理店とで別れています。

直販代理店
・リクルートキャリア(リクナビNEXT、とらばーゆ、はたらいく、タウンワーク)
・マイナビ(マイナビ転職、マイナビバイト)
・パーソルキャリア(DODA、an)
・エン・ジャパン(エン転職)
・キャリアデザインセンター(@type、女の転職)
・ONE
・ピーアール・デイリー
・ネオキャリア
・カケハシスカイソリューションズ

どっちが良い、悪はありませんがメリット・デメリットを考えてみます。

直販で働くメリット

・自社商材の為、顧客要望が合った際に対応しやすい
・直販の場合、社内先に「サービス企画」「審査部」など代理店にはない部門があり経験できる
・大手企業から問い合わせを受けやすい
・業界トップ企業の名前の威力!その為、独立を今後考えているならバックボーンとしてあると得

直販で働くデメリット

・扱える商材が自社サービスのみ
・大企業なので年功序列感が否めない
・出世や任される案件、業務内容は代理店(少人数の為)の方が早い傾向にある

代理店で働くメリット

・サービスラインナップが非常に豊富(100種類前後ある代理店も)
・求人業界での独立を考えているなら代理店で様々な商材の取扱に慣れておくのがベスト
・様々な人材業界の人と知り合えるキッカケが出来る(リクルート、マイナビ…などには代理店担当の人がいて各代理店を担当します。時には一緒に御飯に行き、お互いの企業の話など同業だからこそ深い話が出来ます)

代理店で働くデメリット

・直販の事業方向性が大きく反映される
・顧客の信頼は直販の方が強い傾向の人も中にはいる
・少人数の会社が多い為、ノウハウ蓄積が遅い

直販は今後サービスを作りたい人向け、代理店は人脈を作りたい、独立志向がある人にオススメです。

求人広告業界に転職するには?

直販の場合は各企業の転職サイトまたは、転職エージェント経由が手っ取り早くオススメです。因みにマイナビ社に転職したいと思っても、リクナビネクストには掲載されていませんので注意。代理店に転職したい人も転職サイトまたは転職エージェント経由が手っ取り早いです。人材業界の情報収集がまだ不足している人は転職エージェントで直接話しを聞くのが無難です。

転職姉さん
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