こんにちわ、皆様の転職を天職にしたい!元大手人材会社出身者の転職姉さんです。
今回は地方から東京への転職方法にスポットを当て、おのぼり転職に2度成功した、ユタカさんにお話をお伺いさせて頂きました。
5歳・28歳(1度目の転職先で再度地方に異動…)と人生で2回、地方から東京へのおのぼり転職しています。
今でも、当時一緒に働いていた地方の同僚と飲みに行ったりするのですが、転職活動の始め方が分からなかったり、周囲に転職者がいないので転職に踏み切れなかったりと悩んでいる方が意外と多いんです。
そんな悩みを抱えている方に向けて、少しでも後押しが出来れば嬉しく思います
新卒で入社した地方商社の退職を決意した理由
ぬるま湯に浸かっていても、市場価値は上がらないと感じた社会人2年目
転職を決意したのは、24歳の時。
某国立大学を卒業後、地元の地方商社へ入社をしました。
日々仕事に明け暮れてながらも、自分のペースがつかめ、ゆとりが出始めた社会人2年目の時、ふと思ったのです。
「このまま、ユルい地方にいても自分の市場価値は上がることはない」
現状の日本経済を見ると地方はシュリンクの一途を辿るのが明らかであり、時代の転換期において、やはりこのままではいけない。
「東京に出て勝負をしなくては」
という思いが強くなっていったのです。
おのぼり転職活動の悩み
【悩み①】物理的な距離の問題
転職を決意し、転職活動を始めたものの、一向にスムーズに進まない…。
求人票を見ていると、説明会参加が必須条件であったり、多くの企業は面接回数が2.3回と、1社受けるのにも2~4回の上京が必要な事に気づき、現職中でのスケジュール調整を考えると疲弊してしまいました。
【悩み②】時間と金の問題
東京駅まで、新幹線で片道2時間弱、高速バスで4時間程度という立地に住んでいたので、1日に受けられる企業は2社が、せいぜい限界でした。
更には、1回の状況で交通費は1万2000円と、新卒2年目にとっては非常に大きな痛手。
まだ、東京から通えただけ良かったと思いますが、日帰りで厳しい場合はこれにプラス宿泊費もかさむわけです…。
平日しか面接を行っていない企業が殆どだった為、時間を作るのに非常に苦労しました。
【悩み③】転職エージェントからすると、おのぼり転職者の優先度は最下位!?
おのぼり転職者は転職エージェントからすると、先ほど述べた問題点から途中で転職を断念してしまう方が圧倒的に多いのです。
転職者の入社が決まり、費用が発生するエージェントビジネスにとってみると、途中で断念されてしまっては1円にもならないワケです。その為、エージェント内でのおのぼり転職組の優先度は最下位だと感じました。
実際に10社近くのエージェントにコンタクトを取りましたが、どのエージェントからも熱意を感じる事はなく、半ばエージェントを利用しての転職は諦めていました。
地方から東京へのおのぼり転職は、企業との間に入り面談設定を取り付けてくれるので、やはりエージェントを最優先に利用したいもの。ただし、エージェント側からすると地方→東京への転職は途中断念者も多く優先順位は低くなるのを心得ておきましょう。
おのぼり転職の成功手法
事前スクリーニングの徹底
まずはじめに行ったのは、限りがある「時間・お金」を無駄に使わない事。
面接を受けるにしても、手当たり次第受けるのではなく、募集要項をしっかりと読み、限りある「時間・お金」を有効的に使うた為、通過可能性が高そうな企業を抜粋しエントリーしていました。
転職活動から1ヶ月後、エージェント戦略にシフトチェンジ
当初、エージェントの対応は熱意を感じず一時は利用を辞めようと考えていたのが正直なところです。
自己流でやり始めたものの、募集要項の条件を満たしているかいないかの判断できるものの、内定可能性という一歩踏み込んだ部分までもは、やはりネットの求人広告から読み取ることは難しい事が分かりました。
更に、膨大な求人数を1社ずつ目視で確認するのは膨大な時間を要する事に気づき、効率性の面から再度方向転換をする事にしました。
自分に合格可能性がある企業を、スクリーニングが掛った状態で紹介してもらえるので、やはりプロに頼ろう!と思ったのが、再度エージェントにシフトしたキッカケです。
おのぼり転職の転職エージェント活用術
転職エージェントの絞り方
リクルートエージェント、マイナビエージェント、doda、JACリクルートメントなどなど10社位に最初に登録しました。
とにかく自分に合うカウンセラーに出会う確率を増やすために多く登録しました。
エージェント利用時には、下記の事を心がけていました。
これを10社に2週間ほどかけて行い、それぞれのエージェントさんの反応を電話・メール越しにチェックしていました。
このあたりは有名どころなのでいくつか登録しておくとよいですよ!
最終的にはリクルートエージェントへ一本化
各社とやり取りをして、最終的にお世話になったのはリクルートエージェント。
リクルートエージェントに決めた理由は、
・レスポンスのスピード
・求人のマッチ度が一番高かった
・自分では考えていなかった新たな意見をくれる。提案力の高さ
・声が美しい…笑。「期待に答えなければ」という、変なプレシャーを掛けられる
声が美しい…というのも、ふざけているようですが、自分のモチベーションを上げる為に大切にしていました…笑!
地方転職者がエージェントにコミットすべき事
地方の転職者がエージェントを活用すると、必ず電話での対応になります。(近くにエージェントの支社などがある場合は別)
やはり、対面ではない分、短い電話でのやりとりで自分を信頼してもらい優先度を高くしてもらうのは、よい求人を紹介してもらえたり、年収交渉を一生懸命企業さんに掛け合ってくれたりと大切な事。
その為、エージェントを利用する際は下記の5点をエージェントの方に伝えていました。
・必ずエージェントの●●さんの売上に貢献する
・●●さんに貢献する為、他は利用しない
・送られてきた求人は、一日以内にABC判断と理由を返信する
・必要書類は依頼から一日以内に返信する
・面接時は想定される質問の回答を必ず全て用意する
こういった思いを持っているとカウンセラーもやる気になるよ!
これらを伝える事によって、エージェントさんから見ると、
「こいつ本気で転職する気があるんだな!」
「この人は売上に貢献してる人だな!」
「うち一本で考えてくれているから、力になってあげたい!」
と、地方転職者でも力を入れてくれるわけです。
コミットして良かったこと
エージェントさんと次第にコミュニケーションが取れてくる事によって、エージェントさんも自分の事を理解してくれるようになります。
一次面接の実施をSkype面談にしてくれないかと企業に交渉してくれたり、参加必須の説明会をパスさせてくれたりしました。
自分一人では難しい企業との交渉を進めることで、地方転職者にとってネックとなる「時間・お金」の問題を軽減してくださったことには非常に感謝しています。
おのぼり転職の結果
エージェント利用によって、上京回数が激減!
転職活動期間は3ヶ月程。エージェントに戦略を切り替えてからは1ヶ月半で内定獲得までこぎ着けました。
面接回数はSkypeでのリモート面接4回、訪問面接4回で、東京へ足を運んだ回数はたったの2回でした。
・転職エージェントから紹介された求人を毎日チェック(求人閲覧:90社)
↓
・自分が興味を持てる求人のみ、厳選して応募(応募:8社)
↓
・エージェントからの紹介なので通過率も比較的高い(書類通過:6社)
↓
・面談(1~2次面接通過:4社)
・中にはSkypeを実施してくれた企業も(5社)
↓
・内定獲得(内定:1社)
二度の転職で年収350万アップの転職に成功
結果、IT系ベンチャー企業へ営業職での入社が決まり、年収は300万から400万へと、一気に100万アップに成功。
その後、企業内で再度地方へ転勤したため、二度目のおのぼり転職も経験。一度目のノウハウを活かして再度転職を成功させ、650万円まで年収を上げることができました。
市場価値を上げるという意味でも転職して本当に良かったなと思います。
おのぼり転職で大切な、転職支援パートナー選び
いくつかエージェントを利用しましたが、結局どのエージェントが良いというわけではなく、担当者にどれだけ自分の持っている熱意を感じてもらえるかだと思います。
そして、自分が転職支援のパートナーとして相応しい!と思える軸を持って活動し、その人を探し出すことがまず一番の転職活動の始まりかもしれません。
ユタカさんは、私のtwitterのつぶやきからご連絡頂き、私も最近苦労していたんです!!是非、色々な方に知ってもらいたい!と声を掛けて下さいました。貴重な体験をインタビューにまとめさせて頂きありがとう御座いました!
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