各社への応募も済ませ、いよいよ面接。書類選考は通過点でここからがいよいよ本番です。今回は面接でよくある質問事項にワンポイントを加えてみていきたいと思います。
目次
面接フローの一連の流れ、役割
面接はいくつかのフローに別れており、それぞれに役割(企業側が伝える事、聞きたい事)を持っているケースが殆どです。(勿論当てはまらない場合もあり)事前にこの面接ではどんな事を聞きたいのか考え望みましょう。
一次面接(人事担当)
自己紹介、退職理由等の基本的な事が聞かれる。第一印象も大切。特に人事は企業に人を入社させる窓口なので一番沢山の求職者に合ってきている。
特に無理をする必要は無いが、身だしなみ、笑顔は気をつけよう。
一方で人事側のミッションは、待遇や社風等の企業理解度の向上と、他の企業も同時並行で検討を進めているケースが殆どなので企業の魅力を説明し入社意欲の向上が上げられる。
事前の情報収集では分からなかった待遇(年収・残業・昇給)や、企業の魅力を聞いてみよう。こういうこと面接で聞いても大丈夫なのかな…と、思われるかもしれませんが聞いてしまっても全く問題ありません。
面接をしていてよく聞かれることもありますし、そこを聞いたからと言ってマイナス評価にはなりません。むしろ良い人材であればこちらから(企業側)合わせることができないか考えます。
二次面接(配属部署の部長、マネージャー)
実は一番の難関の二次面接。配属部署の部長、マネージャーによる面接です。具体的な職務内容、スキルに対する事が聞かれる。一番の難関の理由は、二次面接でokが出れば採用になる可能性が高いから。実際の現場メンバーと一緒に働いても馴染めそうか?自分たちが一緒に働きたいと思えるか、マネージメント出来そうか?などの視点で見られています。面接時は自分もこの人達と一緒に働きたいと思える人か見極めましょう。
最終面接(社長、役員)
最終面接は社長、役員による面接。社風、ビジョンの話が多く、将来的にどんな活躍を自社でしてくれる可能性があるのか見られています。社長や役員の方は会社の経営方針を作っている人達なので、どの部分に共感し、自分は何が出来る、したいのか伝えましょう。
直接、面接官に聞きにくい場合や、事前に待遇を細かくチェックしたい場合は転職エージェントを利用してカウンセラーに話を聞くのもオススメです。
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面接でよくある質問と、人事から見た質問真意
自己紹介、職務経歴
自己紹介と聞くと、つい難しく捉えがちですが、簡単には社会人同士の顔で会う挨拶です。社会人として自分は何をしてきた人なのか?何が出来る人なのか?を1分程度で完結に話しましょう。
中には第一印象(笑顔、話し方、立ち振舞)で合否を決めてしまう人事もいるほどです。普段の自分と全く違う自分を演じる必要はありませんが、少し声を高めに話してみる。甲殻を上げて笑顔を作る等は行いましょう。
退職理由
よく言われますが、必ずポジティブな理由を付け加えるよう心がけましょう。ネガティブ発言や愚痴等は誰の得にもなりません。
◎◎というスキルを身に着けたいのですが、ポジションが詰まっていてステップアップまでに時間がかかる。◎◎に兼ねてから携わりたいと思っていた。◎◎に感銘を受けた…など。
ただ、本当にクリアにしたい理由(残業が極端に長い、給与の未払い、給与が上がらない、業績不振…)があるのであれば、伝えても問題ありません。
志望理由
どこまで事前準備をしてきたか?企業への本気度を確認する質問。人事もあなたが社内の事を全て熟知しているとは毛頭思っていません。やはり内部で働いていないと見えない部分も多くあります。
自社を100%理解していない中で、この質問を聞くのは時間の無駄と言って、最近では聞かない人事もいるほどです。
ただ、何故この質問を聞く事によって自社をどれだけ考えて調べて来てくれたかは図る事が出来ます。事前に事業内容やキャリアビジョンを読み込んだ上で、自分はその企業にどんな貢献が出来るのか?何がしたいのか?を入社後をイメージして望みましょう。
志望理由作成が苦手な方は特に転職エージェントを利用するのをオススメします。求人票には書いていない魅力を細かく教えてくれます。
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自身の長所、短所
面接希望職種との関連性を考え答えるのがベスト。例えば、営業職と一辺倒に言っても顧客フォローをメインにするのか?新規営業でガツガツやるのがメインなのか?それに応じて必要とされるのは、顧客フォローであれば細かく丁寧な正確側面、新規営業であれば粘り強さやモノ応じしない性格等のエピソードを織り交ぜる。
キャリアプラン
仕事は勿論な事プライベートも含めて答えるのも自分を出せてよい。この質問は目標設定力とその目標に対する遂行力を確認するもの。これまでやってきた業務と、現在希望している業務に一貫性を持たせて話すのがポイント。
逆質問
一番最後に必ずという程聞かれる、「他に質問はありませんか?」というフレーズ。これは企業への興味関心の高さや、質問力の高さを見ています。
事前に調べられる情報を質問するのはタブーで、読み込んだ上で記載されていない情報等の質問を積極的にするようにしましょう。
例えば、私は営業職でいち早く成果を出したいと考えているのですがマネージャーのポジションは平均何年で就いているケースが多いですか?その為にはどういった成果が必要ですか?など、自分のやる気もプラスアルファで伝えられるとベストです。
希望年収
この質問をされる場合は年収ベースによって前向きに検討可能、もしくは積極的に採用したいと思っているケース。同業他社の給与を比較した上で、理論的に説明が必要。もし希望給与に達しない場合は、実際にその給与を貰っている人の成果や勤続年数を確認をとろう。
残業や休日出勤についての許容範囲
これを聞いてくる会社は少なからず残業や休日出勤がある為である。どういったケースでそれが発生するのか?月の発生ペースを確認してみよう。その上で自分が納得できれば問題ない。また、ダメならダメで辞退しよう。
入社可能時期
この質問を聞かれる場合は合格ラインに近い証拠。人事側としては一刻も早く入社させたい理由があるのも頭に入れておくこと。離職中であればいつでも可能と答えるのがベスト。退職交渉や引き継ぎ、他にやりたい事がある場合はしっかりと理由を伝えた上で入社時期を延ばしてもらいましょう。
他社の選考状況
その企業と競合に当たる企業、もしくは職種には一貫性を持たせた企業の選考状況を伝えよう。何処かに一貫性が無いと転職軸が無いと思われたり、希望度が低いと思われることもある。
内定を出したら入社頂けますか?
是非前向きな返答を。ここ最近だと最終面接日に内定を出され、その場で決めてほしいと言われるケースも。他にも見ている企業があるのであれば、いつまでに返答を出すか伝えた上で待ってもらおう。その場の雰囲気などで入社してしまうと、後からこれも知らなかった、あれも知らなかった…というケースに陥ってしまうので注意。
他の雇用形態や、職種を提示されたら
この場合は、今の自分には何かが足りないなどの不安要素がある為。ただ、どこかに惹かれるポイントがあるので検討して欲しいという現れ。どういった部分がクリアになれば可能なのか?また、入社後にそのポジションにチャレンジできる環境であるかどうか確認して見るものよい。
面接で大切な事
身だしなみは完璧か?
過去に私も面接をしていましたが、スーツ・ネクタイのシワ、靴が擦れていないか、ヒールのかかとはキレイか、カバンも清潔か、何を持っているか(派手すぎず)、髪の毛に寝癖はないか、フケはないか、指先は小奇麗にされているかなど、様々見ています。
これは余談ですが、自社に入社してきたのちにトップ営業マンとなった女性から、何故自社に入社したのか?という話をしていた時、他社の選考官のネクタイが面接時に曲がっていたのが気になってその企業への入社は辞めたと言われました。
職種にもよりますが特に社外の人と積極的に接する仕事を希望している場合は慎重に心がけましょう。人事に会う姿が外でお客様と会う姿だと思って見られています。
本心を話すこと
これも以前面接をしていた際に、非常に流暢にお話される求職者さんでしたが、その人の真意というが内から湧いて出てくるものが感じられませんでした。
これは感覚的な話になってしまうのですが、結局その人は役員の面接okが出て入社してきました。最短で非常に高いパフォーマンスを出し、リーダーへと昇格し順風満帆に思えたものの、入社して1年足らずで急に音信不通になり退職し競合他社へ。採用側も採用され側も否があると思いますが、社内で本音を漏らす事が出来る関係性が築けるかは双方にとって非常に大切になります。
入社したら長らく時間を共にしてお世話になる会社です。上辺だけの言葉でなく必ず本心で相手の事を知り、自分の事も知ってもらいましょう。
直接、面接官に聞きにくい場合や、事前に待遇を細かくチェックしたい場合は転職エージェントを利用してカウンセラーに話を聞くのもオススメです。
この辺りのエージェントは有名どころなので一通り登録しておくと便利ですよ。電話での面談もOKなので平日忙しくて面談場所に足を運べない方や、地方の方でも気軽に利用できます♪
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